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【データ復旧時事ニュース-1】 Knoppix日本語版の正式ホームページが閉鎖

Knoppix日本語版の正式ホームページが閉鎖。
http://www.risec.aist.go.jp/project/knoppix/
KNOPPIX日本語版の開発を中止するため、このホームページを閉鎖します。
今までご支援ありがとうございました。

DD-RESCUEより

Knoppixといえば、Windowsが立ち上がらなくなったPCからファイルを救出するためのツールの代名詞と言える位有名なLinux。その日本語版の正式な開発の中止がアナウンスされたことに寂しさを覚えるのは、古い人間なのでしょうか。

 Knoppixは2003年1月に日本語版が発表されたのだが、その直前の2002年9月に発表された「WindowsXP SP1」をダウンロードしアップデートが完了後のWindows再起動の時点で起動できなくなってしまうという現象が多発し、データ復旧業界では「SP-1特需」などと呼ばれた時期でもあった為、CDからKnoppixを起動して、必要なデータを外付けの媒体にコピーアウトするという、その当時としては画期的なことが出来たので、データ復旧ツールとして有名になったのです。

 「SP-1特需」の原因は、アップデートファイルの容量が大きいことと、Windowsの起動時に読み込むシステムファイルまでアップデートファイルに含まれていたことと、HDDの品質上の問題が重なった時に発生した障害です。具体的には、ダウンロードしたアップデートファイルがインストールされる場所は、HDDとしてはまだ一度も使われていない未使用領域であり、その未使用領域に「不良セクタ」が存在し、そこにWindowsの起動時に読み込むシステムファイルが書き込まれてしまうと、HDDには「書込みエラー」を検出して修正する「ライトリトライ」機能は無いので、アップデートされたファイルを初めて読み込む「Windowsの再起動」時に「リードエラー」が発生して、ブルースクリーンを表示したり、再起動を繰り返したり、フリーズしたりして、Windowsが起動できなくなってしまうという、【Windowsが立ち上がらない】 WindowsサービスパックUPデートしたら・・・。https://dd-rescue.jp/news/kiji.php?id=N00000051 のようなことになってしまったのです。この状況からデータ復旧を行う手段として、Windows系のNTFSやFATファイルシステムを認識できる「Knoppix」を、CDドライブから起動して、外付けの媒体に必要なファイルコピーアウトするということは、当時としては画期的なことだったのです。
 最近は、「Knoppix」よりも、同じLinuxの仲間である「Ubuntu」を使う方が一般的になっているようですが・・・

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