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【HDDモデル別故障率】生データ公開!

4万台以上のHDDを運用して得たモデル別故障率の「生データ」が公開されダウンロード可能に

GIGAZINねた
4万台以上のHDDを運用して得たモデル別故障率の「生データ」が公開されダウンロード可能に
http://gigazine.net/news/20150205-hdd-crash-raw-data/

オンラインストレージサービスBackblazeが公開しているHDD運用データを元にした「メーカー別HDD信頼性レポート」は、特定のメーカーの信頼性の高さや特定メーカー・特定モデルの圧倒的な壊れっぷりなどが一目瞭然で、業界関係者の注目を集めるだけでなく、一般人がHDDを吟味するのに大いに役立っています。しかし、あまりにも突出した故障率の高さを示すモデルの存在が明らかになる一方で、「このデータは本当に正しいのか?」という素朴な疑問が沸いてくるのが自然なところ。そんな疑問に答えるべくBackblazeは、これまで運用してきた4万台を超えるHDDのS.M.A.R.T.(スマート)値の「生データ」を一挙に公開。故障率の集計の仕方まで解説しています。

DD-RESCUE より

S.M.A.R.T.を使ったHDDの故障予測ソフトは、星の数ほどありますが、データ復旧を生業とする我々は、「S.M.A.R.T.情報とHDDの故障に直接の関連性は見当たらないので、そんなソフトで故障を予測することは出来ない」と言い切っています。しかし、Backblazeの発表の「海門のHDDの故障率が(少なくとも、Backblazeの使用している機種に関して)極めて高い」ことは信じることの出来る事実だと思います。

その理由は、Backblazeのデータは、「継続的に使用している台数の多いHDDの実際の故障率であり、S.M.A.R.T.のデータで判断したものではない」ことにあります。

S.M.A.R.T.のデータには決められた基準が無く、実際にバッドセクタのデータがG-Listと大幅に違っていたり、メーカによっても数値が一桁以上違っている項目も有るので、何を信じて良いのか判断することが出来ないことです。
また、J-Net「http://j-net21.smrj.go.jp/develop/digital/entry/001-20130410-01.html」で、引用している「東芝PCヘルスモニタ」の解説でも触れているように、個別のHDDの経時的な変化を連続的に観察しないと何が起きているのか、正しい判断をすることが出来ないのです。ですから、私たちデータ復旧業者が「故障したHDDのS.M.A.R.T.データ」をどんなに多く集めても、実際に動作しているHDDの現時点でのS.M.A.R.T.データと、データ復旧で取り扱った、故障したHDDのS.M.A.R.T.データとを比較して、故障を事前に検知・予測することは無理なのです。

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